ハンドドリップアイスコーヒー

桜の季節が過ぎ去り、すっかりと春から初夏の陽気に。まだ4月ですが、今年の夏もきっと猛暑になりそうな予感。さて、今日はアイスコーヒーのお話。皆さん、暑くなるとアイスコーヒーって飲みますか?

僕は夏でもホットを飲むことが多いのですが、キュッと冷たいものを飲んで涼を得たいときってありますよね。そんなときは手っ取り早くカフェに駆け込んだり、コンビニでアイスコーヒーを買ったり。(アイスコーヒーでなくてもいいのですが)ですが、もし少しだけ時間に余裕があるならば、ぜひご自宅でハンドドリップアイスコーヒーを試してみませんか?

〈ポイント1 深煎りの豆を使う〉

淹れ方はとっても簡単。まずは豆。これは深煎りの豆が一般的です。アイスになると、コーヒーは苦味と酸味だと、酸味のほうが感じやすくなる傾向があります。もちろんこれは好みで、僕はアイスコーヒーこそやや酸味感でスッキリと飲むほうが美味しいと感じたり。

〈ポイント2 粉引は中細〜いつものホットよりもやや細めに〉

今回、深煎り豆がなかったので、ケニアの中煎り豆を使ってみました。挽目は深煎りならば中細入り、もしくはやや細めで。(今回ケニア中煎りだったので、僕は2段階ほどいつものホットよりも細挽きにしました)

〈ポイント3 抽出はあとから氷で薄まることを考慮〉

アイスはあとから氷で冷やし薄まるため、おおよそ2倍ほど濃縮の湯量が目安です。つまり、15gの粉量であればだいたい120ccの抽出量、20gの粉ならば150ccくらいの抽出量になります。あまり神経質にこだわらなくても大丈夫。ようするにあとから氷で溶けて薄まるということを考慮すればOKです。

〈ポイント4 抽出ピッチは90〜120秒くらいが適当〉

抽出のピッチも90〜120秒くらいの間に抽出する感じです。ピッチが早ければ爽やかなトロピカルな味に、少し遅めだとまろやかでコクがでてきます。ただ、どちらかというと豆の焙煎度が大きく影響するので、それにプラスアルファと考えたほうがよさそうです。

〈最後に ドリップ後はすぐに氷で冷やしましょう〉

抽出が完了したらすぐに氷を淹れてキュッと冷やしましょう。あらかじめ氷を入れたサーバーでドリップしてもいいですが、僕は一旦ドリップした中に氷を入れています。最後に新たな氷を入れたグラスに注ぎ、完成。

はっきりいって、めんどくさいです笑 コンビニでアイスコーヒー買ったほうがめちゃ早い。ですが、この手間をかけたコーヒー、本当に美味しいですよ。ドリップ仕立てのコーヒーですから!ちょっとしたカフェで飲むアイスコーヒーよりも美味しいと思います。今回ケニアの中煎りですが、爽やかな酸味がキュッと主張されて、飲んだあとに舌に雑味も残らずホット派の僕も、たまにはアイスもいいな。と癖になりそうな。みなさんもぜひお試しくださいね。ちなみに、市販で売られているアイスコーヒー用の豆というのは、アイスにした時に日本人が美味しいと感じる、深煎りを中心にしたブレンド豆で売られていることが多いです。BONUS COFFEE 焙煎所では今のところブレンド販売はしていません。シングルオリジンで作るアイスコーヒーは、ブレンド豆とはまた違う美味しさを引き出してくれると思います。

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